自宅で簡単!【蝋引き】をやってみよう!

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2023年の手帳に眠っていた「やりたいこと」

ロウ引きをやる

やってみたいと思っていたのに、なぜかずっと手が出せなかったことが、誰にでもひとつやふたつはあるのではないでしょうか。
2023年のほぼ日手帳に書いたウィッシュリストの中で、達成できていなかった項目のひとつがこの「蝋引き」です。

「うまくできるのか分からない」「大変そう」というのが一番の理由だったと思います。
ろうそくを何で溶かすのか、どう染み込ませるのか、何となく難しそうなイメージのまま、特に調べずに3年間、リストの中で眠らせていました。

でもふと思い立ってやってみたところ、思っていたよりずっと簡単で楽しい作業でした。
今日はその記録を残しておこうと思います。

誰にも見せるつもりじゃなかったので字が汚いですね

蝋引きとは何か

蝋引きとは、紙にろうを染み込ませて、耐水性や独特の透け感やしなやかな質感を出す加工のことです。
もともとは布や紙を防水するための技術ですが、最近は手帳や文具の世界で装飾的な加工として人気があります。

ろうを通すことで紙が半透明になり、下に敷いた模様や色がうっすら透けて見えるようになります。
普通の紙にはない、独特のアンティークな雰囲気が出ます。
この「透け感」こそが、蝋引き紙の一番の魅力だと思います。

用意するもの

  • 白いろうそく
  • 蝋引きしたい紙
  • クッキングシート
  • アイロン
  • カッター
  • 作業用のトレー
  • 古新聞や雑誌
  • ろうを剥がすヘラなど(あれば)

蝋引きする紙は、新聞紙、楽譜、デザインペーパーなど。
裏面の柄が透けるので、両面に模様がある紙の場合は重なり具合を透かして確認してからの方が良いと思います。

作り方の手順

1. ろうそくを削る

まず、ろうそくをカッターで鉛筆を削るような要領で薄く削ります。
削ったものをそのまま使うのではなく、指先で軽く潰して、さらに細かい粉状にしておきます。
ここをひと手間かけるだけで、仕上がりのムラがかなり少なくなりました。
大きい塊のまま紙にのせてしまうと、溶けたときにその部分だけ厚くなってしまうので、なるべく粉状にしておくのがおすすめです。

2. 紙にろうをまぶす

紙の上に、削ったろうを薄く、まんべんなく散らしていきます。
端の方は足りなくなりがちなのですが(この写真も足りなかった)、後から足せるので大丈夫です。
蝋はあまり盛りすぎず、クッキングシートに散らさないようにした方が綺麗にできました。

3. クッキングシートで挟んでアイロンをかける

ろうをまぶした紙をクッキングシートで挟み、アイロンを低温でかけていきます。
ろうが溶けて紙に染み込んでいく様子が見えてくるので、全体が均一に透明になるまで、様子を見ながら熱を通していきます。

このとき、クッキングシートにはろうが付着していきます。
一枚使い終わったら、そのまま次の紙に使うのではなく、ヘラなどで表面のろうを軽く削り落としてから次に使うのがおすすめです。
付いたままのろうの塊が新しい紙の表面に押し付けられてしまうと、そこだけ厚みが出て、仕上がりがボコボコしてしまいました。

4. 冷まして完成

アイロンを離したら、そのまま少し冷まし、ピンセットなどで剥がします。
手でも良いのですが、クッキングシートに張り付いて剥がしづらい場合があるので、
先の曲がったピンセットを使うのがおすすめです。

冷めるとパリッとした質感になります。

おすすめのアイディア

紙の端をライターの火で軽く炙ってから蝋引きすると、焦げ跡がついて、コラージュ素材として使いやすいです。
蝋引き特有の風合いと相まって、リアルなアンティーク感が出るのでトラベラーズノートなどにぴったりです。

拡大するとこんな感じです

完成したものがこちら

色々な紙で蝋引きを試してみました
半透明になるので、重ねると下の紙が透けます

デザインペーパーや折り紙、新聞、紙ナプキンなど写真に写っていないものも色々蝋引きしました。
色々やってみて良かったのが、古新聞風のデザインペーパーを本のサイズにカットして、ブックカバーにすることです。
軽くて嵩張らず、古書のような雰囲気が出て、外で本を読みたい時に良さそうです。

これはブックカバーを作っている時に気付いたのですが、蝋引きするとカッチリ綺麗に折れるので、封筒を作るのも良さそうだと思いました。

やっと消化できた3年越しの宿題

蝋引きをやっている間、小学生の頃の自由研究を思い出しました。
アイロンは使いますが、低音でゆっくり動かすので、実際自由研究に使えそうな題材だと思います。

「ロウ引きをやる」
空欄だったチェックボックスを久しぶりに塗りつぶすことができました。

やってみたら案外家にあるものだけで、数時間で沢山の紙を蝋引きすることができました。
やりたいことリストに書いたまま放置していることがある人は、意外と多いのではないかと思います。

もし似たような「積み残し」があるなら、この記事が手を出すきっかけのひとつになれたら嬉しいです。

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