仕事でも万年筆が使いたい
去年から仕事でも万年筆を使っています。
自宅で手帳や手紙を書く時には普段使いしていたのですが、仕事で使うとなると選び方が変わってきます。
ブログなど自分で考えて文章を書く時はメモ帳やGoogleドキュメントを使うのですが、
考えや情報をまとめる時は断然アナログ派。
ボールペンも好みの替芯などあるのですが、
ある程度ゆっくり書かないとボール部分で線が割れてしまうところが気になる。
長年これだと思う万年筆に出会えず、ああでもないこうでもないとボールペンを取っ替え引っ替えしていました。
現在は万年筆・ゲルインキボールペン・からっぽペンのほそふで芯に色彩雫の冬柿を入れたものをメインで使っています。
ちなみにインクの消費期間はだいたい
万年筆→2週間、ゲルインキボールペン→2ヶ月、からっぽペン→2年 といった感じ
仕事で使いたい万年筆には条件があって、
・早く書ける
・インクフローが良すぎず渋すぎない
・左利きでもかすれない
・たくさん書いても疲れない
・取り回しが良い
・ステンレスペン(ゆっくり書けるシチュエーションでは金ペンが好き)
・キャップがねじ式ではない
・ガシガシ使える1万円以下の価格帯
自分にとってこれらの条件を満たした万年筆が「TUZU アジャスト 万年筆」でした。
TUZU アジャスト 万年筆を知ったきっかけ
TUZU アジャスト 万年筆を知ったきっかけは、
左利き用の万年筆を探していた私に文具に詳しい方がこちらの記事を共有してくださったこと!
こちらの記事を読んで即購入しました!
スペック
ペン先 | ステンレス |
---|---|
方式 | コンバーター・カートリッジ両用式 |
本体仕様 | 蓋・胴・クリップ:再生PC樹脂 大先:ABS樹脂 |
金属部品 | ニッケルクロムメッキ仕上げ |
本体サイズ | φ17.5×135mm(クリップ部含む) |
本体重量 | 20.0g |
パッケージ | TZ-01ケース[99-1943-000] 《コンバーター内蔵》 |
Amazonでの評価が低い!?
Amazonで購入する時は必ずレビューを見るのですが、全体的に評価が辛口でびっくり。
その中でも売りであるアジャスト機構について「丸軸でいい」という意見が多くて、
通常の万年筆で充分書きやすい人には向かないのかも?
と感じました。
自己流!? 余分な力が入りづらい楽な持ち方とは
しばらく気に入って使用していて、「2本目も買おうかな~」とランディングページを眺めている時、
あることに気付きました。
商品ページと自分の持ち方が全然違う!
TUZU(ツヅ) Official Website 【 https://tuzu.sailor.co.jp 】
TUZU アジャスト 万年筆は2箇所の面がなだらかになっていて、
こちらのページでは親指と人差し指で挟んで自分が書く時の角度に合わせて「ペン先」を正面に来るように回転しています。
試しに説明通り△になっている部分の左右を親指と人差し指で挟んで書いてみたところ、
か・・・書きづらい・・・
なんと公式の持ち方が自分に合わなかったのでした。
その持ち方が正しいのは分かったけれど・・・
- 親指と人差し指が近くて余計な力が入る
- 中指がカーブに当たって圧力が気になる
もしかすると、この万年筆の低評価レビューの中には自分と同じように
公式で提示されている持ち方が書きづらい人もいるのでは?と想像しました。
邪道かもしれないが、この持ち方が書きやすい!
私はなだらかになっている面の左右を親指と人差し指ではなく、
ペン先が正面になるように持ってから、人差し指と中指で挟む位置に回転させています。
こうすることで親指に力が入らず、なだらかな面が中指の上に自然に乗っている状態になり、
サラサラと筆記ができています。
同じ左利きでも内側に巻き込んで書くタイプの方は、▽の形にグリップを回転させると良いかと思います。
メーカー推奨の使用方法とは違うのであくまで自己責任ではあるのですが、
TUZU アジャスト 万年筆に希望を見出して購入し、がっかりしてしまった左利き・変わった持ち方の方は試してみてはいかがでしょうか。
気になる点
自己流の持ち方で毎日便利に使っているとは言っても、多少気になる点もあります。
それが本体とクリップの素材。
グリップはさらっとしたツヤ消しで触り心地も良いのですが、軸とキャップはほぼネーム印・・・!
このプラスチック感、使っているうちにどんどん傷が付いて3年後にはマットになっている未来が見えています。
これは経年変化として楽しめないこともないのですが、キャップについているクリップは他の部分より柔らかくてすでに傷だらけ
この素材感のおかげで価格もお手頃で事務用品の雰囲気があり、仕事中も気楽に机上に出しておけるという良い点もあるのですが、小キズの入りやすさは気になります。
※淡い色を選べば全然気にならないかもしれません。
とはいえ今後も使っていきたい
文句を言ってみたものの、仕事用の万年筆はこれ以外ないなと思うくらい書きやすいです。
自分が書きやすいように調節できる機構も楽しいです。
同じく発売されているボールペンの芯はなんとエナージェル!
個人的に数少ない自分でも使えるボールペンがエナージェルなので、近いうちに購入してみようと思います。