万年筆の収集欲が高まって、先日中古品のモンブラン マイスターシュテュック144を購入したのですが、
不注意で開封した瞬間に手からすっぽ抜けてしまい、使用前にペン先を盛大に曲げてしまいました。
一瞬でも気が逸れると力加減を誤って、手に持っていたものを落としがちなので正直「またか…」という感じではあったのですが、流石に中古と言えども自分へのご褒美に購入した高級万年筆を使う前に壊すのはショックでした。
ペン先の状態
これが落とした時のペン先の状態です。
万年筆のペン先を曲げてしまったのは初めてだったので、この「ぐんにゃり」感に衝撃を受けました。
EFということもあり、「ちょっとでも弄ったら直せなくなるかも…!」と思い、
その日のうちに梱包し、実店舗に行かなくても修理に出せる業者さんを必死で探しました。
マエストリートさんに全てを託す
オンラインで完結する修理業者さんを探すのは結構大変でした。
お店に行かなければ見ていただけなかったり、そのお店で購入した万年筆しか対応されていなかったり、モンブランはNGだったり。
そんな中で宅配で修理をお願いできるマエストリートさんhttps://maestrito-repair.com/のHPを発見し、すぐに申し込むことにしました。
メールフォームに必要事項を記載して送信した後、折り返しのメールに修理箇所の写真を添付して、
修理ができそうか判断していただいた後、箱を二重に梱包してレターパックで郵送しました。
修理していただいた結果
ぐにゃっと曲がってしまったペン先を綺麗に直していただくことができました!
後日マエストリートさんのアカウントにこんなツイート X’sが…!
結構な曲がり具合だったのですが、自分でペンチで直そうとせずそのままの状態でプロにお任せしたことが良かったみたいでホッとしました。
納期や料金など
メールフォームでお問い合わせをしたのが7月14日、発送していただいたのが7月28日でした。
16日にお知らせいただいた納期が10日+2、3日程度だったのですが、土日も含んでの日数だとは思っていなかったのでとても早く感じました。
修理内容や混雑状況によって変わりそうですがメールで大体の納期を教えていただけるのがありがたかったです。
今回の修理内容は分解洗浄とペン先の曲がり直し+送料込みで4,400円でした!
以前眼鏡屋さんに眼鏡の曲がり直しの修理をしていただいた時の金額が6,600円くらいだった経験から、6,000円~10,000円くらいになるかなと思っていたのですが、丁寧なやり取りを何度もしていただいた上にすぐに試し書きができる状態で送っていただいてこの価格はとてもありがたいです。
※2023年7月時点
料金はメールであらかじめ教えていただけたので安心でした
試し書き!
一文字も書くことなく壊してしまったため、元々の書き味は分からないのですが
あれだけ曲がっていたとは到底思えないほどスルスル書けてインクフローもとても良いです。
字幅はEFなのですが、感覚的には国内製のFと同じくらいの太さです。
ネットでは144は硬めという意見が多かったのですが、個人的には柔らかくて強弱と濃淡が出やすいなと感じました。
ほかのモンブラン製品を使ってみたら感想が変わるのかも?
インクが漏れやすい等ネガティブ要素もある廃盤商品…ではありますが、美品を手に入れて修理もしていただいたからには末永く仲良くやっていきたいです。
MD用紙の便箋+修理時に吸入していただいたインク(何だろ~)
軽いタッチでさらっと描けるので肩肘張らずに落書きできるのも好みです。
こんなことも?
マエストリートさんでは左利きに合わせた調整もして下さるそうで
新たな沼の予感…