出かける度に

広角レンズが欲しい~!
と言っている気がします。
でも実際使ったことはまだなくて、



何ミリがいい?f値は?持ち歩きできるサイズは?
など、いきなり購入するには分からないことだらけです。
そこで、ゴールデンウィークを利用して「マップレンタル」でレンズを借りてみることにしました。
申し込んで到着を待つだけ
レンタルの申し込みはとても簡単でした!
私は地方在住のため配送を利用しましたが、都内在住の方は店頭受け取りの「来店レンタル」のほうが1泊分お得です。
会員登録後、まず本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)の写真を添付し、審査完了まで3時間程度待ちます。
ホームページからレンタルしたい機材と日程を選んでカートに追加します。
宿泊施設の予約サイトに近いUIで、日によって価格が異なります。
ゴールデンウィークは普段の倍近く値上がりしてました😭
クレジットカード情報を入力し、決済が完了すれば、あとは商品が到着するのを待つだけ!
梱包資材は返却に使うので、そのまま置いておきます。
着払い伝票も箱に入っているので、返却日になったら近くのコンビニに持って行くだけの親切仕様です。


私は5月2日(到着日)から5月6日(返却日)までの、4泊5日のスケジュールで申し込みました。
到着したら念のため、元々ついていた傷などを撮影しておきます。


レンタルしたレンズは・・・
少し値段差のある2本のレンズで数日間悩みました。
いかにもコンパクトで持ち歩きしやすそうな「24mm F3.5 DG DN|Contemporary」と
色んなシチュエーションで活躍しそうな「20mm F2 DG DN | Contemporary」
過去に広角レンズが欲しいと思ったタイミングが、ほとんど「暗い美術館で大きな作品を撮りたい時」だったことを思い出し、「20mm F2 DG DN | Contemporary」を選びました!


大きさや重さも想像よりコンパクトで、十分持ち歩けそう。
今回は3日連続で高校時代の友人と遊ぶスケジュールで広角レンズを使い倒します。
1日目 大塚国際美術館


舞子駅で待ち合わせして、友人の車に乗せて行ってもらいました。
私はこれまで美術館での撮影で敗北し続けています。
美術館と言えば「暗い」「人が多いので引いて撮れない」「フリッカーが出る」の三重苦。
普段持ち歩いているSIGMA 45mm F2.8 DG DN |Contemporaryはお気に入りで、明るさは問題ありませんが45mmなので大きな作品は全体を写すことができません。
その点、今回レンタルした20mm F2 DG DN | Contemporaryは明るく近い距離から広範囲を写せるという大塚国際美術館にぴったりのレンズでした。



ちなみにフリッカーは特定の場所でどうしても発生して
避けられませんでした 笑


大塚国際美術館は高校の遠足?以来です。
当時は斜に構えた美術学生だったので「でも本物じゃないし」だの「陶板の継ぎ目とか印刷の網点が気になるし」だの雑念が多かったのですが、
複製だからこそ常設で大量の作品を展示できて、階数によって時代を分けることで俯瞰して美術史を体系的に学べることがこの美術館の凄さだと今なら分かります。


先にお昼を頂いて、5時間ほどかけて全て回りました。










↑馬を見かける度に撮る 笑
1作品ずつゆっくり見ようとしたら開館から閉館までいてもギリギリなのでは?というくらいの作品数で、ゴッホやモネあたりのゾーンだけ見て帰られる方も多い印象でした。








2日目 大阪・関西万博


普段引きこもっている私には中々のハードスケジュールです。
万博は何回か行くつもりで、予習の気持ちでいたものの、こんなに難しいとは…!
入場やシャトルバスのチケットの購入、パビリオンの予約、当日の動き…情報戦は最初から始まっていて、ぼんやり当日を迎えると何もできずにただただ大屋根リングを歩き続けて消耗します。


今回は予約がほとんど取れなかったので、広角レンズでパビリオンの外観を撮るのが目標でしたが、
大屋根リングとパビリオンの間の通路は基本立ち止まれないので、正面から撮るのが難しいです。
それ以前にものすごい人の数で、何を撮っても人が写り込んでしまいます。
広角レンズは広めに写してトリミングできるのが便利だと思いました。




また、明るい野外と暗いパビリオンをひたすら行き来するので、開放F値に助けられた瞬間が何度もありました。
さすがに真っ暗なパビリオンの中だと感度を上げすぎてザラザラだったり、常に歩きながらの撮影なのでピントが合わなくて難しかったです。






パビリオン全体を写すだけなら20mmじゃなくても良かったかもしれないけれど、とにかく広範囲が写るので、後から見返して雰囲気の分かる写真が撮れたと思います。




11時のチケットで入場し、21時頃に友人を残してお先に退散しました。


3日目 北野メディウム邸


JR三ノ宮駅から軽く歩いて異人館街へ。
レトロで異国情緒のある北野メディウム邸は明治20年代に建てられたそうです。
角が取れて丸くなった飴色の木とか、ペンキを塗り重ねてボコボコになってる窓枠とか、新しい建物よりお洒落に感じる不思議。
革製品がエイジングが進むほどお洒落に感じるのと同じだと思います。




庭にバラを背負った(?)ピンクのポルシェが展示されていました。




アフターヌーンティーは初めての体験で、予約制で2時間4,500円でした。
世界観に合わせた服装のお客さんが数組いらっしゃいました。
自然光が綺麗に入る窓際の席でした。


調度品の一つ一つが映える。


やっぱりアンティークものは彩度低く、アンダーめに撮るのがお洒落な気がします。
雰囲気はしっかり楽しみましたが、あまり会話がしやすい空間ではなかったため、結局そのままサイゼリヤに移動して、4時間ほどおしゃべりしました 笑
感想
初めてのレンズレンタルは、申し込むまでかなり悩んだのですが、やってみると手続きも簡単で、あっけないほどスムーズでした。
「この日に使いたい!」という予定がはっきりしている場合には、レンタルという選択肢はとても合理的だと感じます。
実際に使ってみることで、今後購入を検討する際の判断材料にもなりましたし、買う前にしっかり試せるというのは思っていた以上に安心感がありました。
ただ、レンタル品ということで「万が一傷つけたらどうしよう」と気になってしまい、扱いがぎこちなくなり、もたついてしまったのも事実です。
とはいえ、全体を通してとても満足度の高い体験でした。
機材を買う前に試してみたい方や、短期で必要な方にはMAP RENTALはかなりおすすめだと思います。