最近システム手帳に嵌りかけていて、雑誌を購読したり、ブログやYouTubeを片っ端から見ています。
そんなこんなで思い立った工作の記録です。
やろうと思った理由
- 今年初めて購入したほぼ日weeksのサイズ感がとても使いやすかった。
- M5・M6サイズで試していたシステム手帳をもっと大きな紙面でガッツリ使いたい。
- 数年前に購入したトラベラーズノートのレギュラーサイズが大きくて持て余していた。
- ナローサイズで気になっていたKNOX(ノックス)のPEARCE(ピアス)のブラックがその時売り切れていた。
外せない条件
- ナローサイズのリフィルが入る。
- カバーがフラットに開き、裏面に金具がない。
- リング径は15mm。(市販品の購入を見送った原因の一つ)
- いざとなったら綴じ手帳カバーに戻せる。
- トラベラーズノートパスポートサイズのリフィルを挟める。
アイディアスケッチ
以前トラベラーズノートのパスポートサイズをM6システム手帳化した時は、背面の金具を外してゴムを1本増設し、クラフトファイルと金具をまとめてゴムに引っ掛ける方法で上手く行ったので、今回も同じように進める事にしました。
ゴムの増設はこちらのブログを参考にしつつ、金具はペンチで外してゴムを結び、
結び目をカバーの内側に移動しています。(結び目が気になる方は別の方法がいいかも…)
購入したもの
代用できそうなものは家にあるもので代用したので、リフィル系を除くと1,000円ちょっとでシステム手帳を手に入れることができました。
バイブルサイズ用リング
コバ磨き剤
ナローサイズ用リフター・リフィル
KNOXのメモ50mm方眼とミーティングリフィルを購入しました。
リフターはPLOTTERのものを購入しましたが、バンドは元のゴムがそのまま使えるのでいらなかったかも…。
用意したもの
- トラベラーズノートレギュラーサイズ
- トラベラーズノート リフィル クラフトファイル
- カッター
- 彫刻刀(角丸刀の代用)
- 金槌(ゴムハンマーの代用)
- マイナスドライバー(リング金具固定用)
- カッターマット(ゴム板の代用込)
- ピンバイス(スクリューポンチの代用)
- 紙やすり(400番)
- スタイラス(多分竹串でいけます)
- 裁ほう上手(ボンド)
もっとしっかり加工されたい方はコバ用にヘリ落とし、コーンスリッカー、クラフト染料等があれば良いかと思います。
工程
※金具を外して、ゴムを増設した状態からスタートしています。
※革を切ってしまうので、絶対失敗できないカバーではやらない方が良いです。
ゴムを外す
カットする側のゴムだけ外します。
カバーをカットする
切り込みと穴のすぐ下(または上)をカットします。
カッターの刃はなるべく垂直に下ろして、あまり力を入れすぎずに何度か繰り返すと綺麗に切れました。
※注意※
ロゴが中途半端に切れてしまうので、サイドも短くする可能性のある方は下(ロゴがある方)をカットして下さい。
カバーの角を落とす
※二度手間になるので側面もカットする場合はサイズが決まってからの方が良いです。
カッターマットを敷いて、彫刻刀と金槌で角丸にしました。
(ゴム板を敷いて革用の角丸刀とゴムハンマーを使った方が失敗しづらいと思います)
毛羽立ちや少しのガタガタは400番の紙やすりで整えました。
カバーに穴をあける
ペンで印を付けなくても、尖ったもので線を引けます。(裏側からです)
穴の位置がずれないように中心に線を引いたら、端から長さを測って印を付けます。
見辛いですがこんな感じ。
切り落とした革と同じように端から切り込みを入れて、ピンバイスで穴を開け、ゴムを戻して結びます。
スタイラスで無理やりゴムをねじ込みましたが絶対もっと良いやり方があると思います◎
クラフトファイルをカットする
クラフトファイルもカバーに合わせて上をカットしました。
ゴムが当たる部分は下側と同じように丸くカット。
彫刻刀の丸刀で簡単に落とせました。
一旦金具を取り付けてみる
パスポートサイズをM6化した時は金具をゴムに挟んだだけでガッチリ固定されたので、今回も一旦クラフトファイルと金具をまとめてゴムに挟んでみました。
一見良い感じなのですが、リング径が原因なのか厚みが原因なのか、結構グラグラしたのでクラフトファイルに固定することにしました。
クラフトファイルに金具を宛てて印を付けてから穴を開け、ネジで留めます。
スクリューポンチがあれば綺麗に穴が開けられると思いますが、ないので丸刀で。
クラフトファイルに金具を取り付けられたらゴムに挟みます。
ゴムは金具の裏側に引っ掛ければ表から目立たなくなりました。
リフターやリフィルをセットする
加工が少なく簡単で、表側からの見た目は良かったのですが、今回はバイブルサイズではなくナローサイズにしたかったので思い切ってカットすることにしました。
ナローサイズのリフィルを入れると閉じた時にクラフトファイルもカバーもリフィルに対して長い印象です。
最初から横幅も加工する予定なら下からロゴごとカットして再利用できたかな~と反省…。
サイズ調整
カバーは左右10mmずつ、クラフトファイルは左右5mmずつ切り落としました。
行き当たりばったりなのでクラフトファイルは5mm程度の範囲に裁ほう上手(ボンド)を塗って接着しましたが、のりしろを作って折り込む形にした方が使いやすいと思います。
彫刻刀で四隅の角を落とし、紙やすりで整えました。
コバを磨く
コバ磨き剤をヘラで切断面に塗り、半乾きの状態でスリッカー…は持っていないのでシーリングスタンプの持ち手で磨きました。
最低限の仕上げですが結構ツルツルになりました。
完成!
リフィルを挟むとこんな感じになりました。
角丸がちょっと下手なのとロゴを中途半端に切る事になってしまったことが反省点ですが、
それ以外は良い仕上がりになりました。
バンドリフターを元のゴムに戻すとこんな感じです。
元のゴムの方が可愛いですが、持ち歩く時はしっかり固定されるバンドリフターに付け替える予定です。
ほぼ日weeksとのサイズ比較はこんな感じです。
15mmリングでリフィルもたくさん入るので、水彩紙を入れたり、自作リフィルにチャレンジしてみたり、これからどんどん育てていきたいです。
ちなみに所要時間は写真を撮りながらの作業で4時間程度でした!